セントラルキッチンは作らない

宣言

あくまで「一軒のレストランの集まり」であること。

俺の株式会社は、これまでも、これからも、セントラルキッチンを作りません。
厳しい修業を重ねてきた料理人の方々に活躍していただくために作ったレストランで、味の均一化を図ることをしません。臨場感のあるオープンキッチンで、目の前の料理人の手で生み出される珠玉の料理の数々をお客様に楽しんでいただくことが、俺のシリーズの真髄です。
どこで食べても同じメニュー、同じ味が楽しめることも、もちろんすごいことだと思います。でも、訪れたお店毎に、そのお店ならではのメニューや味と出合い、楽しめること。レストランに行くよろこびは、そこにあると思うのです。

私たちが銀座エリアでの多店舗展開を実現しているのも、各店舗でメニュー、味が異なるからです。店長、料理長に裁量権を与え、各店舗でメニュー、ドリンクの考案や選択をしていただきます。好きな食材に触れ、実力を存分に発揮できる環境は、原価を計算し、全体のバランスを考えながら店舗運営を行い、お店の損益に責任を持つことも意味します。決して簡単なことではありませんが、仲間と協力し、店舗での利益を出せたときのよろこびは何にも代えがたいものです。俺のシリーズのお店は、各店舗がその街の「一軒のレストラン」であり、そこで働くひとりひとりがお店の経営者なのです。これからもっと会社が大きくなり、日本中に店舗が増えたとしても、私たちは、あくまで「一軒のレストランの集まり」であることを忘れずにやっていきます。